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鹿肉を使ったドッグフードはワンちゃんに良い悪い?特徴やおすすめドッグフード3選等を紹介

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2019.03.07

 犬にとって欠かせないタンパク質は、高タンパク低カロリーであることが重要とされています。ドッグフードには牛肉や鶏肉などをはじめ様々な肉類が使用されていますが、中には鹿肉を使った商品もあります。

 鹿肉は一般的には高タンパク低カロリーと言われている食材ですが、犬の体には良いのでしょうか?鹿肉の特徴や、鹿肉を使ったおすすめドッグフードを3つ紹介します。

 

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鹿肉の栄養素や効果

 

 鹿肉は、今では知名度も上がり、食べたことがあるという人も増えています。ドッグフードにおいても鹿肉を使用しているものがあり、良質なタンパク質を摂取できると言われています。

 そこで、まずは鹿肉の栄養素や期待できる効果についてまとめてみましょう。

 

アセチルカルニチンは疲労回復に良い

 牛肉や豚肉に比べて低カロリーでありながら、鉄分を豊富に含むとされている鹿肉にはアセチルカルニチンという成分も多く含まれています。このアセチルカルニチンとはアミノ酸の一種になり、疲労回復やストレス軽減、脳機能の向上などに効果が期待できます。

 年齢と共に不足しがちになるアセチルカルニチンですが、鹿肉を摂取することで適度に補うことが可能なのです。鹿肉には、アセチルカルニチンが牛肉のおよそ2倍もの量が含まれているというので、ドッグフードに利用することで健康を維持できるでしょう。

 

アレルギー予防につながる共役リノール酸

 鹿肉には、共役リノール酸という成分も含まれています。体内で生成するのが難しいとされている成分ですが、鹿肉を摂取しているときちんと補給することが可能です。共役リノール酸から、以下のような嬉しい効果が期待できるとされています。

・アレルギーの予防

・脂肪燃焼

・抗酸化作用

・疲労回復

 現在、アレルギー持ちの犬も増えています。特定の食物やダニ、ノミ、花粉などアレルギーの原因が身近に潜んでいる中で、鹿肉を食べながら予防ができるのは嬉しいですね。アレルギーは、一度発症するとフードに気をつけなければいけなくなるので大変です。日頃から予防をしておくことで愛犬がいろんなフードを美味しく食べられるので、飼い主としては注目すべき成分となっています。

 その他にも、脂肪燃焼や抗酸化作用、疲労回復といった効果が期待できるため、継続して鹿肉ドッグフードを食べていると、元気な体を維持できるでしょう。

不飽和脂肪酸によって毛並みや皮膚の状態がよくなる

 鹿肉には、不飽和脂肪酸も豊富に含まれています。オメガ3やオメガ6といった不飽和脂肪酸は、毛並みや皮膚の状態を改善するという働きを持っています。皮膚病やアレルギー持ちの犬も、不飽和脂肪酸が豊富な鹿肉を食べることで症状の改善が期待できるでしょう。

 不飽和脂肪酸は、犬の体内では生成することができません。しっかり摂取していることで病気に負けない強い体を維持できるので、鹿肉ドッグフードを食べていると嬉しい効果が期待できるのです。

 また、不飽和脂肪酸には中性脂肪を減らす役割もあるため、ダイエット中の犬にもおすすめです。食べるのが大好きだけどダイエットしなければいけないという犬には、ぜひ試してもらいたいです。美味しく食べながらダイエットができるので、犬自身にもストレスがかからないでしょう。

鹿肉メインのドッグフードってどう?

 鹿肉をメインに配合しているドッグフード、愛犬に食べさせるのはおすすめです。上記でも説明した通り、鹿肉は犬にとって嬉しい栄養素をたっぷり含んでいます。そのため、今では鹿肉をメインに使ったドッグフードも登場しているのです。上記以外にも、こんなメリットがあるため、鹿肉メインのドッグフードはおすすめです。

鹿肉ドッグフードのメリット

・タンパク質以外の栄養素も豊富であるため、健康維持に適している

・脂質が少ないため、肥満対策が可能

 

 高タンパク低カロリーな食材として、犬に鹿肉は優れているのです。愛犬が好んで鹿肉を食べてくれるようなら、ドッグフードに鹿肉を配合しているものを選ぶのも良いでしょう。

 また、鹿肉メインのドッグフードには、鹿肉以外の肉類や野菜類、穀類といった素材を使用している場合があります。その素材一つ一つに目を向けて、安心できるものかどうか判断してみましょう。

老犬やダイエット中の犬にとって、鹿肉はおすすめできる肉です。その他の原材料や栄養素に注目しながら、鹿肉のドッグフードを調べてみましょう。

鹿肉メインのドッグフードのデメリットはあるの?

 鹿肉メインのドッグフードは、犬の体を作り上げていく上で欠かせない栄養素をたくさん含んでいます。鹿肉自身の優れた栄養素をドッグフードから摂取できるという手軽さは、飼い主にとっても助かるでしょう。その一方で、鹿肉メインのドッグフードに関して、デメリットはないのでしょうか?ここでは、デメリットについて考えてみます。

供給量が安定しないため価格が高くなりがちに

 鹿肉は、牛肉や鶏肉などに比べて市場に出回る量が限られています。国産の鹿肉を使用しようとしたら、1頭ずつ捕獲していかなければいけません。鹿の猟がさかんになっているように思われても、牛肉などに比べたら供給量はまだまだ少ないのが現状です。

 そのため、鹿肉メインのドッグフードは価格が高くなりがちというデメリットが挙げられます。価格が高くなるだけでなく、在庫数が少ないためなかなか購入できないという問題点が出てくることも考えられます。鹿肉は犬にとって優れた肉でありながら、価格と供給量の面で不安が残ってしまうのです。

4Dミートの可能性があるので要注意

 鹿肉のドッグフードは、作るのに限界があるというのが現状です。ここから、4Dミートである可能性が出てくるため注意が必要です。4Dミートとは、以下のことを指します。

4D ミートとは

Dead:死んだ

Dying :死にかけている

Disabled: 障害のある

Diseased: 病気の

 鹿は路上で車にひかれて死んでしまったり、野生なので病気にかかっている可能性もあります。そのような鹿の肉がドッグフードに使用されている場合があるため、成分や特徴に関してはしっかり確認をしておきたいです。4Dミートの危険性がないか、ドッグフードごとに確認をして納得した上で利用しましょう。

生肉でしか補えない栄養素がある

 犬にとって栄養満点とも言える鹿肉ですが、加熱することで失われてしまう栄養素もたくさんあります。中でも、アミノ酸や酵素は加熱されることで消滅してしまいます。鹿肉は鮮度を保つことが厳しいとされているため、ドッグフードでも加熱されているものが多いです。その結果、鹿肉から得られるはずの栄養素が半減してしまうので、製造方法や鮮度についてもしっかりチェックしておきましょう。

 新鮮な鹿肉をドッグフードにするのが難しい中、加熱すると栄養価が損なわれてしまうため、鹿肉のドッグフードはまだ数が限られているのかもしれません。鮮度を第一に考え、生鹿肉を使用しているドッグフードを見つけたいです。

鹿肉メインのドッグフードの安全性や選ぶ時のポイント

 鹿肉メインのドッグフードを選ぶ際には、安全性や含まれている成分について細かく確認する必要があります。どのような点を確認すれば良いのかわからないという時のために、以下のポイントを押さえておきましょう。

添加物の有無をチェック

 ドッグフードの多くには、長く保存できるよう添加物が含まれています。そこで、鹿肉のドッグフードを選ぶ際にも、添加物の有無について細かくチェックしてみましょう。無添加と記載されている商品に関しても、成分の一つ一つを確認しておくと安心です。着色料や保存料、酸化防止剤などが含まれていないか、確認してみましょう。

 また、ビタミンやミネラルが過剰に含まれているドッグフードに関しても、添加物が含まれている可能性があります。

【ワンちゃんに危険な添加物一覧】

犬に悪影響な添加物一覧

新鮮な鹿肉を使っているかを確認しよう

 鹿肉は鮮度が落ちやすいという点と、野生であるため寄生虫などに感染している可能性があります。そのため、どこの鹿肉なのか、どのような過程でドッグフードが作られているのかといった部分において納得ができる商品を選ぶようにしましょう。

 徹底した衛生管理のもと製造されたドッグフードであることも、最低条件となります。安心できる鹿肉を愛犬に与えるためにも、細かい確認を怠らないようにしましょう。

鹿肉メインのおすすめドッグフード3選

 鹿肉を使ったドッグフードは商品の種類が限られているのと同時に、慎重に品質などに注目して選ぶ必要があります。その中でも品質が高く、多くの人に選ばれている鹿肉メインのドッグフードを3つ紹介しましょう。鹿肉のドッグフードを与えたいけれどどれが良いかわからないと悩んでいる人も、参考にしてみてください。

ZEN プレミアム ドッグ グレインフリー ベニソン

 完全国産で安心なドッグフードとしておすすめなのが、ZEN プレミアム ドッグ グレインフリー ベニソンです。ZENでは様々なドッグフードを扱っていますが、鹿肉を配合しているベニソンに関しては、素材の鮮度にもこだわっています。

 国内で採れた鹿のみを使用し、保健所から食肉処理業の営業許可を受けている工場で製造されているので安心です。さらに、食物アレルギーや皮膚、目の健康、胃腸や腎臓などの臓器にもしっかり働きかけてくれます。免疫力アップやストレス軽減などにも効果が期待できるドッグフードなので、愛犬の長生きをサポートしてくれるでしょう。

 グレインフリーなドッグフードという点も、毎日の食事に適していると言えます。すべての年齢に適している小粒サイズなので、あらゆる犬種にとっても食べやすいでしょう。

公式サイト:https://www.zenpetfoods.com/

ドッグスタンス「鹿肉 麹熟成」

 野生の生鹿肉を使用したドッグフードが、ドッグスタンスの「鹿肉 麹熟成」です。麹の力で美味しく食べやすく作られており、じっくり熟成させることで旨みと栄養をしっかり詰め込むことができました。

 職人により一つずつ丁寧に作られているドッグフードであるため、保存料などの添加物は一切含んでいません。給与量を本来のドッグフードより少なくて済むので、愛犬の体に負担がかかることなく、飼い主にとっては経済面で助かります。添加物を使わず、その時に新鮮な食材を使っているため、フードの色や形は不揃いになることもあります。その点においても、安心して愛犬に与えることができるでしょう。

 こちらの「鹿肉 麹熟成」は、お試しセットも用意されています。300g 980円で購入できるので、愛犬に初めて与える際には利用してみてください。

公式サイト:http://www.dogstance.com/

ファインペッツ

 ドッグフードとして比較的知名度が高くなっているファインペッツからも、鹿肉を使用した商品が登場しています。品質の高いドッグフードを数多く生産しているヨーロッパで作られたドッグフードです。日本産ではありませんが、日本の企業が信頼できるヨーロッパの工場で作ってもらっています。

 ファインペッツのドッグフードは小粒サイズになっているので、様々な犬種に利用してもらうことが可能です。人間が食べることができる原材料を使用しているため、愛犬の毎日の食事にもおすすめです。鹿肉以外に鶏肉やサーモンといった肉類を使用し、ハーブ類なども配合されています。グレインフリーではないのでアレルギーには注意が必要ですが、読んでわかる原材料のみを使用している点では高く評価されています。

公式サイト:https://www.finepets.jp/

まとめ

 

 鹿肉を使ったドッグフードは、犬にとって良質なタンパク質を摂取でき、鉄分も豊富です。栄養面においては完璧とも言える肉になり、鹿肉を使ったドッグフードが注目されています。

 しかし、鹿肉のドッグフードは鮮度と供給量において限界があるため、確実に信頼できる商品を選ぶ必要があります。新鮮ではない鹿肉が使用されているドッグフードは、愛犬の健康を脅かす存在となるため注意しましょう。

 その上で、添加物の有無についても細かくチェックしておくと、より安心して与えられるでしょう。様々な添加物が使用されているおそれもあるため、飼い主がきちんと確認しておくべきです。

 まだまだ数が限られている鹿肉のドッグフードは、愛犬の健康維持には活用できる商品です。素材や添加物の有無などを調べた上で選ぶことで、より良い商品と出会えるでしょう。

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