室内犬として飼っている人の多いダックスフントは、人気の犬種でもあります。小型犬で、可愛らしく動く姿に癒されるという人も多いでしょう。そのダックスフントについて、食事面で注意すべき点があります。食事の与え方から与えてはいけないもの、ダックスフントにとって必要な栄養素とは何なのか見てみましょう。
また、価格帯ごとにおすすめのドッグフードやおすすめ手作りレシピも紹介します。
ダックスフント(ミニチュアダックス)食事の与え方、与えてはいけないもの
ダックスフントを飼う上で、毎日の食事にも気をつけたいです。ここでは、基本的な食事の与え方や量、回数などから、与えてはいけないものも合わせて紹介します。
ダックスフントの基本的な食事の与え方や回数は?
ダックスフントは、本来食べるのが大好きという特徴を持っています。また、特徴的な体型から、糖尿病や椎間板ヘルニアにかかりやすい犬種ともされています。よって、食事においては注意したい点もあるのです。
基本的な食事の与え方については、1日2回(朝と晩)、体重に合った量を与えるようにしましょう。食べるのが大好きなダックスフントは、つい食べ過ぎてしまう傾向にあります。これでは体に負担をかけてしまうので、飼い主が食事量をしっかりコントロールしてあげなければいけません。
ドッグフードによってはダイエットができるものや、ダックスフントのために作られたものもあります。ドッグフードごとに適量が記載されているため、それを参考にして食事量を決定しましょう。つい食べ過ぎてしまうという心配がある時は、記載されている量よりも少なめに調整しておくと良いです。そして、おやつは極力与えないようにすることで、ダックスフントの健康を維持できるでしょう。
ドッグフードを選ぶ際には、脂質やタンパク源に何が含まれているのかといった点に注目しながら、野菜がたっぷり入ったものを選ぶと体重管理もしやすくておすすめです。
ダックスフントに与えてはいけない食べ物
ダックスフントをはじめ、ほとんどの犬において食べてはいけないものがあります。それが、人間の食べ物です。人間の食べ物には、多くの糖分や塩分が含まれています。犬の健康を損なう添加物が入っているものも多く、ダックスフントにも与えないようにしたいです。
中でも、以下の食べ物は絶対に与えないよう、注意しましょう。
1 ネギ類(玉ねぎや長ネギ、らっきょうなど)
2 魚介類(イカやタコ、貝類など)。生ものはNG
3 カカオ類(チョコレートを含むお菓子や飲み物など)
4 その他、人間の食べ物は与えないように
特に注意すべき食べ物以外にも、全体的に人が食べるものは与えないようにするのが良いでしょう。体の小さなダックスフントにとっては、わずかな量でも大きな負担となり、命に関わる危険性も出てきます。室内で飼われることの多いダックスフントですが、うっかり人の食べ物を放置しておかないようにすることも大切です。
ダックスフント(ミニチュアダックス)に必要な栄養素は?
食べることが大好きなダックスフントは、飼い主が上手にコントロールしてあげることで健康的に過ごせるようになります。そこで、ダックスフントに必要な栄養素を、年齢別に把握しておきましょう、ドッグフード選びを行なう際にも参考にできるので、ぜひチェックしてみてください。
1歳まで(幼犬)
徐々にミルクからドッグフードへ移行していく期間になる1歳頃までは、たくさんの栄養を必要とします。そのため、ドッグフードにおいては、幼犬用と書かれているものやカロリーがしっかり摂取できるものを選ぶことが大切です。
さらに、ダックスフントにおいては、骨や筋肉、臓器を作る上で欠かせないタンパク質をしっかり摂取できるよう配慮しましょう。ダックスフント以外の犬にも当てはまることですが、椎間板ヘルニアなどを起こしやすいダックスフントについてはタンパク質の補給が欠かせません。
また、1歳までであれば、脂肪や炭水化物もある程度は必要です。どちらも摂取しすぎると肥満につながるため注意が必要ですが、体重管理を行ないながら適量を与えるようにしましょう。体が出来上がっていく1歳頃までは、多くの栄養を必要とします。ビタミンやミネラルも必須なので、ドッグフードを選ぶ際は栄養バランスに優れたものをチェックすると良いでしょう。
1歳~6、7歳頃まで(成犬)
1歳を過ぎると、ダックスフントをはじめとしたほとんどの犬が成犬になります。この頃からは、病気や肥満を予防するために必要以上の栄養やカロリーを摂取しないようにしましょう。
ドッグフードではカロリーに配慮したものに注目し、タンパク質やビタミン、ミネラルはしっかり補給できるようにしたいです。一方で、脂肪や炭水化物の量は少なめにしていって良いでしょう。日々の運動量にもよりますが、摂取カロリーに気をつけつつ、体重管理もまめに行なうようにしたいです。
犬本来が必要とする栄養素に注目しつつ、カロリーは控えるという点に注意すると、ダックスフントの健康を維持できるでしょう。
7歳以降(老犬)
ダックスフントも7歳を過ぎる頃になると、老犬と言えます。老犬になると運動量が減ってくるため、食事量もコントロールしていく必要が出てきます。少なめかつ低カロリーな食事で、タンパク質やビタミン類はしっかり補給できるようにしましょう。
また、歯がだんだん脆くなっていくため、噛みやすく消化しやすいフードに切り替えることも大切です。老犬になると手作りご飯がおすすめとも言われますが、ドライフードよりも水分量を多めにして胃腸に負担をかけないようにすることができるからです。
高タンパク低カロリーを意識しつつ、タンパク質の補給は欠かさないようにしましょう。
価格帯別、おすすめのドッグフード
大切な家族の一員であるダックスフントには、安心して与えられるドッグフードを選びたいと考える飼い主は多いでしょう。そんな中、ドッグフードを検索していると、価格帯も様々な商品がたくさん出てきます。そこで今回は、安い、普通、高級と3つの価格帯に分けて、ダックスフントにおすすめのドッグフードを紹介します。価格や品質などの観点から、愛犬のために安心できるドッグフードを選んでみてください。
安くてコスパ抜群かつ安全なドッグフード一覧
最初に、安くてコスパに満足でき、かつ安全なドッグフードを紹介しましょう。
ピュリナワン
1.6kgが1,500円ほどとリーズナブルな価格で購入できるピュリナワンは、品質の安全性についても高く評価されています。安心のグレインフリー、無添加、主原料は生チキンと犬の健康を第一に考えて作られたドッグフードです。
お財布にも優しい価格なので、飼い主も安心して続けることが出来るでしょう。チキンを主原料としたもの以外に白身魚を使用したものもあるので、愛犬の好みに合わせて選ぶ楽しみもあります。
平均的なコストで続けやすいドッグフード
ドッグフードは、毎日消費するものです。そのため、月々の予算についても、飼い主はきちんと把握しておきたいものです。そこで、平均的なコストで続けやすいドッグフードを紹介しましょう。
プラチナム ナチュラル ドッグフード チキン
ドイツ生まれのプラチナム ナチュラル ドッグフード チキンは、タンパク質70%以上とダックスフントの体型維持にもおすすめの商品です。全犬種、全年齢に適しており、無水調理によってより素材の美味しさを実感できるようになりました。
100%ヒューマングレードと安心できる原材料のみを使用し、添加物も一切含んでいません。1.5kgで2,000円ちょっとと、コスパにも大満足できるドッグフードです。標準的な価格で、成分にも納得できる商品は限られているので、そんな中でプラチナム ナチュラル ドッグフード チキンはぜひ試してもらいたいドッグフードとなっています。
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高級かつ高品質なドッグフード
価格も高く、品質も最高級と呼ばれているドッグフードは、今ではかなり多くなりました。犬の健康を考え、厳選した素材を配合しているドッグフードが増えている証拠でしょう。その中でも、おすすめしたいのが以下の商品です。
カナガン
イギリス最高級のドッグフードとも言われているカナガンは、高級かつ高品質という点で多くの人に選ばれています。安心のグレインフリー、食べやすい小粒サイズ、高タンパク低カロリーと、肥満を予防していきたいダックスフントにもぴったりです。
肉類の他に野菜とハーブも入っているため、栄養素をバランスよく摂取できるというメリットもあります。2kg 5,000円程度と高級ですが、愛犬の健康をしっかり維持してくれる優秀なドッグフードです。
ダックスフント(ミニチュアダックス)がご飯を食べない!どうしたらいい?
ダックスフントの体のことを考え、日々食べるドッグフードに関しては慎重に選ぶようにしたいです。そんな中、愛犬がご飯を食べてくれないという事態に遭遇することもあります。そのような時には、どのように対応すれば良いのでしょうか?愛犬がご飯を食べない時の対策法を知っておきましょう。
ウェットフードを少し混ぜてみる
いつものドライフードを食べてくれないという状態に陥った時、ウェットフードをドライフードの上に乗せて、混ぜてみましょう。嗜好性が高いウェットフードは、犬にも大人気です。食欲が出てきて、食べてくれる可能性があります。
ウェットフードにもいろんな種類があるので、内容にこだわって作られているものを選んでみましょう。
手作りご飯にしてみる
愛犬がご飯を食べてくれない時、ウェットフードを混ぜてみる他に手作りご飯にするのもおすすめです。愛犬の好きな食材を使って、飼い主が美味しいご飯を作ってあげましょう。いつもと違うご飯の香りに、愛犬もきっと良い反応を示してくれるはずです。
手作りご飯を作る際は、使う食材や調理法に気をつけましょう。
愛犬が喜ぶ!手作りご飯のレシピ
愛犬がご飯を食べてくれない時に試してみる価値のある手作りご飯、具体的にはどんなふうに作ったら良いかわからないという人もいるでしょう。そこで、簡単に作れる手作りご飯のレシピを紹介します。
鮭とかぼちゃのご飯
良質な脂とタンパク質をしっかり摂取できる鮭と、緑黄色野菜のかぼちゃを使用したご飯です。喜んで食べてくれる犬が多いと、人気のメニューになります。
【材料】
白米、鮭の切り身、キャベツ、小松菜、かぼちゃ、干ししいたけ、黒ごま
【作り方】
- 鍋で水を沸騰させ、昆布でだしをとる
- 白米と黒ごま以外の材料を細かく切り、鍋に入れてしばらく煮る
- かぼちゃが柔らかくなった頃火を止めて、冷ます
- 煮た具材を白米の上に乗せて黒ごまを散らせたら出来上がり
※白米は、柔らかく炊いたものを使用しましょう。
カラフルで見た目も美味しそうに見えるこちらのメニュー、15分ほどあれば完成するお手軽ご飯なので、愛犬の食欲がない時にはぜひ試してみてください。
ダイエットにもおすすめ!ささみと野菜たっぷりご飯
ささみを使ったヘルシーなメニューで、愛犬のダイエットにも活用できるのがこちらになります。さっぱりと食べられるので、食欲がない時にも良いでしょう。
【材料】
白米、ささみ、もやし、キャベツ、ニンジン、わかめ
【作り方】
- ささみは茹でて、細かくちぎっておく
- ささみを茹でたお湯で、もやし、キャベツ、ニンジンを柔らかくなるまで煮る
- 煮立ったところで火を止め、白米、ささみ、わかめを加える
- ひと冷めしたら完成
どの食材も犬にとって安全であり、消化の良いものになっています。材料も身近なものばかりなので、作りやすいでしょう。
まとめ
ダックスフントは食べるのが大好きという特徴があるため、糖尿病のリスクが高くなりがちです。体型と特徴を理解した上で、ドッグフード選びを行ないましょう。また、食欲がない時はご飯の内容を変えてみるのもおすすめです。
手作りご飯なら、柔らかいので食べやすいでしょう。疲れている時や食欲ない時には、ぜひ手作りご飯を作ってあげましょう。
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