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ボルゾイは何歳まで生きるの?オス・メスで寿命の違いはある?

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2019.01.29

貴族のような優雅な雰囲気をまとうロシアの美しい大型犬ボルゾイに魅了されている愛犬家は多いもの!一度見ると美しい流線型のしなやかな体は忘れられないでしょう。

そんな優雅で美しいボルゾイの寿命や長生きの秘訣、実際にボルゾイと暮らしている方々のブログを紹介します。

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ボルゾイの平均寿命は何歳?

ペットフード協会の2018年の調査では、犬の平均寿命は14.29年です。
詳細を見ると、超小型犬15.01年、小型犬13.91年、中・大型犬13.36年となっていて、体が大きい方が寿命は短くなっています。

【参考】ペットフード協会

ボルゾイの平均寿命は10~12年で中・大型犬の平均寿命より短くなっています。

グレート・デーンの6~8年に比べると長いのですが、チワワやトイプードルなどに比べるとかなり短い寿命です。

なお、この寿命について性差はありません。人は女性の方が平均寿命が長いのですが、犬の場合はそうした明確な差はなし。

オスでもメスでも同じくらい生きると考えてください。

 

ボルゾイを長生きさせる為に気を付けたいこと

ボルゾイの寿命が短いと紹介しましたが、できる限り長く一緒に暮らしたいですよね。そのために飼い主さんが今すぐできる工夫や注意点を紹介します。

 

ボルゾイがかかりやすい病気

ボルゾイは遺伝病が少ない犬種ですが、次のような病気に注意が必要です。

胃捻転

最も注意が必要なのが胃捻転です。胃捻転は大型犬の宿命と言っても過言ではなく、一度だけでなく二度、三度と繰り返すことがよくあります。

胃捻転は文字の通り胃がよじれたり、捻れた胃に腸が絡みついたりして内容物が正常に流れなくなり、ガスが発生したり、胃腸に大きなダメージを与え、時には命を落とすことも!

胃捻転を起こさないためには「食べた直後に運動しない」「一気に大量に食べたり飲んだりしない」「ストレスを溜めない」の3つを必ず守ってください。

そして「吐きそう」「涎がダラダラ垂れている」「苦しそうな呼吸」「背中を丸めてお腹を痛がる」「お腹が膨らんでいる」といった症状が見られたら直ぐに動物病院へ!

胃捻転は一刻を争う病気なので、様子がおかしいと感じたら即、獣医師に診てもらってください。

 

皮膚病

シルクのような美しい毛を持つボルゾイは、皮膚病にも注意が必要です。

特にノミやダニによる皮膚炎に弱いので、毎日必ずブラッシングでボディケアをしてください。抜け毛がずっと体にまとわりついていたり、毛がもつれたり、毛玉ができたりするとノミやダニが寄生する場所になり、皮膚炎の原因になってしまいます。

ピンブラシやスリッカーブラシを使って丁寧にブラッシングし、コームで仕上げるか毛艶を出すために豚毛のブラシで毛を梳きましょう。年を重ねて毛がパサつくようになったら、ブラシに椿油を少しだけ付けてから梳くのがおすすめです。

毎日ブラッシングしていると、体の汚れや傷に気付きやすくなります。ボディケアで皮膚病を予防し、小さな異変に気付けるようにしてください。

 

外耳炎

ボルゾイは耳が垂れている犬種です。耳の内側に湿気や汚れが溜まりやすく、ノミやダニなどの寄生虫が中に入り込むと簡単に繁殖してしまう特徴があります。

汚れや寄生虫は外耳炎の原因になりますから、定期的に耳をめくって中をチェックし、犬用のイヤーローションや耳洗浄液を浸したコットンで汚れなどをぬぐい取ってください。

臭いがするくらい汚れている時は耳洗浄液を耳の中に数滴入れ、耳の付け根あたりを揉むようにします。その後、犬がブルブルと顔を振ると洗浄液が出てくるので拭いてあげればOK!汚れが酷い場合はペットサロンや動物病院で洗浄してもらってください。

定期的に耳の汚れを取り除き、通気性を良くしてあげると外耳炎のリスクが下がります。耳掃除も日常のボディケアのひとつとして気にかけてあげてください。

 

熱中症

犬は日本の高温多湿の夏が苦手ですが、ロシア原産のボルゾイは暑さが大の苦手!
夏は必ず空調が効いた部屋で過ごすようにしてください。気温22℃以下(人が半袖では肌寒いと感じるくらい)が快適です。

ボルゾイは肌に密着して生える綿毛のような毛(アンダーコート)と、長く伸びる絹のような美しい毛(オーバーコート)に覆われており、体温を下げるのが苦手です。簡単に熱中症になってしまうので注意してください。

こまめに水分を摂り、日中の外出を避け、涼しい部屋で直射日光を避けて過ごすようにします。

万が一、大量の涎を垂らしながらハァハァと荒い息をし、フラフラする、元気がない、体温が高いといった症状が見られた場合は、全身がビショビショになるくらい濡れたタオルで体を覆い、水が飲める場合はガブ飲みしないよう注意しながら水を飲ませて、動物病院へ!

熱中症は治療が遅れると死に至ります。夏場の気温管理を徹底してください。

 

骨折

ボルゾイは長く細い足をしていますが、骨折し易いので注意が必要です。

特に室内飼いではフローリングやマットなどで滑って転び、骨折する事故がよく起こります。また、子犬だとソファや椅子、階段などから飛び降りた時に骨折したり、シニア犬は加齢が原因で骨折することも。

走り回り、飼い主さん達と遊ぶのが大好きなボルゾイは、動けなくなるとストレスが溜まったり、精神的に弱くなったりしますし、骨折の予後が良くないと歩いたり走ったりするのに支障が出たり、シニア犬の場合は寝たきりになることがあります。

寝たきりになると介護が必要になります。
毎日、食事をとらせ、床ずれができないよう定期的に体勢を変え、排泄の処理をし、気分転換のために外へ連れ出し、病院に通うために移動させる、といったことを体重40kg前後のボルゾイに行うことを想像してください。かなり重労働ですよね。

骨折は治療に時間がかかり、ボルゾイの心身に負担がかかるほか、飼い主さんにも大きな負担となることがあります。充分、気を付けてください。

 

ボルゾイの食事で注意すること

ボルゾイを長生きさせるには、毎日の食事に配慮する必要があります。

まず、胃捻転にならないよう「一気に食べない」「食後4時間くらい休んでから運動する」ということを徹底します。

そして、痩せすぎも肥満も病気の原因になりますから、総合栄養食のドッグフードを体重に合わせて過不足なく食べさせてください。おやつを食べさせる場合は、おやつのカロリー分、通常の食事の量を減らすことを忘れないでくださいね。

食事は1日分を2~3回に分けて食べさせます。
お勧めのドッグフードはタンパク質が多いタイプ。ドッグフードのパッケージの原材料欄をチェックし、最初に肉や魚といったタンパク源が書かれているものを選んでください。

そしてドッグフードの粒が小さいと一気に丸飲みすることができ、一気食いの原因になって胃捻転のリスクが高くなってしまいますから、粒が大きい大型犬用を選んでください。

 

ボルゾイは室内飼い&外遊びを存分に!

ボルゾイは空調が効いた室内で飼うのがお勧めですが、フローリングでは滑ってしまうので爪をこまめに切り、カーペットを敷いたり、床に滑り止め加工をしたりしてください。

ボルゾイには朝夕1時間ずつ散歩が必要で、週1~2回以上、思う存分に走る時間を作ってあげましょう。土や砂の上をリードなしで自由に走り回ることができるとベストです。

ボルゾイは元々、獲物を目で見て追いかける猟犬でした。体力も筋力もあり、長距離を走り続けることができます。その習性・特性を活かす時間を必ず作ってあげましょう。

思う存分に本能を発揮し、全身を動かすことが長寿の秘訣ですから、都会ではなく郊外や地方で飼うのが望ましいですね。海や山で自由に駆け回ることができると幸せです。

ただし、リードを外して走らせるには、飼い主の指示を確実に聞ける犬でなければなりません。「戻って来い」と言われれば飼い主の元へ戻り、「待て」と言われれば瞬時に動きを止められる犬でなければ、犬自身が危険にさらされることも!

また、ドッグランなどでは小さな犬を獲物だと思って追いかけ、狩る可能性もゼロではありません。散歩の途中に、急に全速力で駆けて小動物を追いかけることもありますから、周囲の状況を飼い主さんがよく見極めるようにしてください。

 

ボルゾイはしつけに失敗すると手に負えなくなる!

ボルゾイは体重が40kgを超す大型犬で、成犬になると人を遙かに凌ぐ力と脚力を持ちます。このため、しつけを徹底しておかなければ飼い主さんがボルゾイを止められなくなってしまいます。

また、シャイでデリケートな性格の場合は社会に出ると色々な物に驚き、興奮し、ストレスを抱えることもあります。

子犬の頃から色々な人に触れさせ、たくさん遊び、外の世界に慣れさせてください。予防接種が終わったら頻繁に外へ連れ出し、小さな子どもや他の犬、飛行機やパトカーなどの音に慣らしておきましょう。

社会経験を子犬の頃から積ませて、人が好きで飼い主さんの指示を聞くボルゾイに育てるのが絶対条件です。

しつけ方が分からない場合は、犬のしつけ教室や訓練学校でアドバイスをもらうようにするのがいいですよ。愛犬の特性に合ったしつけプランを立ててもらってくださいね。

 

長生きのために。お薦めのドッグフード

ボルゾイにおすすめのドッグフードを紹介します。それぞれのドッグフードのおすすめポイントを併記しますので、参考にしてみてくださいね。

 

ニュートロ ナチュラルチョイス 中型犬~大型犬用 ラム&玄米

食物アレルギーに配慮した原材料で作られたドッグフードで、消化吸収がよく、大型犬の毛艶や関節に配慮した栄養(リノール酸や亜鉛、コンドロイチン・グルコサミンなど)が豊富に含まれています。

ラム肉が多く使われていて、犬の食い付きも良く、食が細い子やお腹が緩い子でも安心して食べさせられるドッグフードです。

Butch ブラックレーベル

ニュージーランド産のビーフ・ラム・チキンが主原料で、糖類・グルテン・人工調味料や香料などが無添加のチルドタイプのドッグフードです。

肉と野菜で作られたソーセージのイメージです。食べさせる時に必要な量だけカットするため、愛犬の好みに合わせて大きさを調整してあげられます。

カリカリタイプが苦手だったり、水分不足が気になる子に特におすすめです。

Eukanuba(ユーカヌバ) ラージ アダルト

鶏や七面鳥を多く使った歯垢や歯石ができにくい形状の大型犬用ドッグフードで、皮膚や毛艶を美しく保つことや、骨の健康維持に配慮した栄養バランスになっています。

肉を多く使ったドッグフードなので食い付きがよく、消化吸収もいいので多くの大型犬の飼い主さんに支持されています。

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Eukanuba プレミアムスポーツ ジョギング&アジリティ

鶏や七面鳥を多く使った歯垢や歯石ができにくい形状のEUKANUBAのドッグフードですが、特に活発な犬向けに作られているのがこちら。

毎日、長距離のジョギングを楽しんだり、ドッグスポーツをする犬は運動で消費するエネルギーを効率良く摂取する必要があり、筋肉や骨にも配慮が必要です。そうしたアクティブな子には、こちらを食べさせてあげてください。

Eukanuba プレミアムスポーツ ジョギング&アジリティ:楽天市場でチェック

最も長生きしたボルゾイって何歳まで生きたの?

残念ながら正確に認定されているボルゾイの長寿に関する記録はありません。

犬の最長寿記録はボルゾイではなく、オーストラリアン・キャトル・ドッグという牧牛犬ブルーイです。多くの犬の寿命が10歳前後なのに、29歳5か月という長い命でした。ギネス記録として公式に認定されています。

【参考サイト】Oldest dog|GUINNESS WORLD RECORDS

しかし、上には上がいるもので30歳以上の長寿犬もいるんです。
オーストラリアに住んでいたオーストラリアン・ケルピーのマギーは、飼い主の子どもが4歳の時に家族となり、34歳の時に亡くなったので実に30歳という長寿!しかし、マギーの出生を証明する書類が無かったため、ギネス記録に認定されていません。

【参考サイト】Maggie the Kelpie, potentially the world’s oldest dog, dies peacefully|WEEKLY TIMES

いわゆる血統書のようなものが残っていて、明確に誕生日を証明できたらマギーが最長寿犬としてギネス記録となったかもしれませんね。

ギネス記録は随時、更新されています。今後、さらなる長寿犬が現れるかもしれませんね。

 

ボルゾイブログ紹介

ボルゾイを飼うとどんな生活になるのか知りたい方も多いですよね。ボルゾイを飼っている飼い主さんのブログを3つ紹介します。

 

ボルゾイベビー(ボルゾイブリーダーRED JASPER)

こちらはボルゾイのブリーダーさんのブログです。

ボルゾイのベビー情報や、ベビー達のパパ・ママの様子がたくさん掲載されています。また、ドッグショーでNo.1に輝いたり、優秀な成績を収めたパパ・ママから生まれた血統書付きのベビーの情報もありますよ。

優秀な血統のボルゾイを見たい方はぜひ、ブログを覗いてみてください。

ボルゾイベビー(ボルゾイブリーダーRED JASPER)のブログはこちら

ボルゾイ☆シークマン君

ボルゾイの飼い主さんのブログで、病気のことや旅行のこと、ドッグランなどの体験談などが多く載っています。お出かけ先に悩んでいる方の参考になるのではないでしょうか。

写真が沢山載せられているブログなので、ボルゾイだけでなく、お出かけ先の様子もよく分かるブログです。

ボルゾイ☆シークマン君のブログはこちら

ボルゾイな生活

ボルゾイを多頭飼いしている方のブログです。

お風呂の様子や、立ち上がった時の飼い主さんとの対比、悠々とソファに横たわる姿や食事の様子など。日常の様子を写真とYouTubeで公開してくれているので、ボルゾイとの生活がよく分かりますよ。

おでかけ先の写真もあるので、愛犬と一緒に出掛ける先を探す参考にもなります。

ボルゾイな生活のブログはこちら

まとめ

ボルゾイは平均寿命が10~12年と短めです。

胃捻転や皮膚病、熱中症などに注意しながら、タンパク質の豊富な総合栄養食を過不足無く食べさせ、外遊びを毎日、存分に行う生活を送るようにして、一日でも長く一緒に居られるようにしてください。

ボルゾイの飼い主さんによるブログもあるので、これからボルゾイを飼いたいという方は参考にしながら、ドッグライフのイメージを膨らませてくださいね。

 

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