シュプレモのラインナップについて
シュプレモには、犬種サイズ別やライフステージ別に、たくさんのラインナップがあります。
初めてシュプレモを検討する人には多すぎるラインナップが少しややこしいと思うので、ザックリと解説したいと思います。
ホリスティックブレンド 17種類
「ホリスティックブレンド」は、シュプレモのドッグフードブランドの中心になるシリーズです。
ワンちゃんの食いつきや栄養バランス、消化のよさを考えた17種類の素材が、シュプレモ独自の方法でブレンドされています。
チキンなどのタンパク源をベースとして、野菜や果物、その他不足しがちな必須栄養素をバランスよくとることができるのが「ホリスティックブレンド」の特徴です。
ホリスティックブレンドは、
- 犬種サイズ(超小型犬・小型犬、中型犬、大型犬)
- ライフステージ(子犬、成犬、シニア)
の組み合わせで、全8種類があります。
例えば、2歳のチワワなら、小型犬向けドッグフードの成犬用を選んでください。
超小型犬・小型犬向けのドッグフードは小粒タイプになっているのが特徴です。
小型犬用 穀物フリーシリーズ(ホリスティックブレンド13種類)
シュプレモには、超小型犬・小型犬向けの穀物フリーなドッグフードのラインナップがあります。
(※名称としては「ホリスティックブレンド13種類」となっているので、先に紹介した17種類のホリスティックブレンドと間違えないようにご注意ください。)
室内で飼われるこよとが多くなった小型犬は運動不足になりやすく、また室内の環境によってはアレルギー症状が出てしまうこともあります。
アレルギー源になりうる穀物類の摂取を控えて、小型の室内犬の健康を重視したい人は、穀物フリーで小型犬に特化したこちらのシリーズがおすすめです。
小型犬専用のホリスティックブレンドには、メインの食材のちがいにより以下の4種類のラインナップがあります。
- チキンベース(草原のレシピ)
- ビーフベース(牧場のレシピ)
- ラムベース(地中海のレシピ)
- ダッグベース(湖畔のレシピ)
ワンちゃんそれぞれにはどうしても好みや好き嫌いの個体差があります。「食いつきがいいドッグフード」と宣伝されている商品が必ずしも自分の家のワンちゃんに当てはまるとは限りません。
小型犬に特化した穀物フリーなドッグフードで、複数の味のシリーズがあるのはシュプレモの強み。1つの味が口に合わなかったとしてもほかの味にチャレンジしたら食べてくれる可能性もありますし、複数の種類を日替わりで与えるのも、飽きを防ぐ方法の一つです。
あまりにも多くの種類のドッグフードをローテーションしすぎると、犬の胃腸の負担となり、下痢を引き起こす可能性もあります。
素材や製法が近い同じ「シュプレモ」シリーズでローテーションすることで、ワンちゃんのおなかに与える負担も比較的抑えることができそうです。
ホリスティックブレンド体重管理用(ドライ)
シュプレモには、運動不足で体重オーバー気味なワンちゃんのための、体重管理用のドッグフードがあります。
ここで紹介する体重管理用のドライタイプのドッグフードは、ホリスティックブレンド 17種類のシリーズに含まれています。
カロリーを抑えながらも、17種類の豊富な素材から健康に必要な栄養素をバランスよく摂取できるのが特徴です。
ホリスティックブレンド 17種類と比べてカロリーは7% オフ、脂質は 33% カットしてあります。
ドライの体重管理用フードには、フードの粒の大きさで2種類のタイプに分かれています。小粒タイプな超小型犬・小型犬向けと、中型犬以上におすすめな全犬種向けの2つです。
ホリスティックブレンドの体重管理用は、成犬以上向けです。
低カロリータイプ(ウェット)
太り気味なワンちゃんのために、ウェットタイプの低カロリードッグフードのラインナップもあります。
ウエットタイプは水分を含む分かさが増して、食べやすく腹持ちがいいのが特徴です。
ウェットタイプは、ドライタイプのシュプレモと比べてカロリーを約7割オフ。ドライタイプの体重管理用シリーズよりも、カロリーオフ効果が高いです。
ウェットタイプには、以下のようなラインナップがあります。
【ライフステージ別】
- 子犬用
- 成犬用
- シニア犬用
特に、噛む力や飲み込む力が弱いシニア犬には食べやすいウェットタイプおすすめです。
【素材、栄養別】
- チキンベース(+トマト、ホウレンソウ)…抗酸化成分が豊富
- ターキー(+エンドウ豆)…タンパク質が豊富
- サーモン(+トマト、ニンジン)…必須脂肪酸が豊富
以上、ドッグフードの「シュプレモ」ブランドのラインナップをお伝えしました。
ここからは、シュプレモのブランド全般について紹介していきたいと思います。
シュプレモの特徴
肉がメイン
一般に、ドッグフードは肉の割合が高いほどワンちゃんの食いつきがよくなるといわれています。
シュプレモは「ミートファースト」を掲げ、ワンちゃんが大好きな肉を第一の主原料に据えています。「ミール」と呼ばれる出所不明な肉のエキスから作った粉末を使うことなく、低温で品質を保った肉の素材をそのままフードに用いています。
選べる肉の種類、きめ細かいラインナップ
シュプレモは肉素材を重視しているだけでなく、ワンちゃんの好みに合わせてチキン、ビーフ、ラムなどの複数のラインナップをそろえているのが特徴です。
また、犬種別、ライフステージ別ごとにきめ細かいラインナップをそろえています。「シュプレモ」は、ワンちゃんの生涯を通じて与えることができる、マルチステージなドッグフードブランドです。
協会から総合栄養食に認定
シュプレモは、日本の「ドッグフード構成取引協議会」およびアメリカの「資料検査官協会」から、「総合栄養食」に認定されています。
総合栄養食とは、
主食としてペットフードと水だけで、犬や猫の健康維持や成長に必要な栄養素を、過不足なく摂取できることが確認されたフード
と定められています。
肉を中心に17種類の素材が含まれるホリスティックブレンドは、毎日与えることで必要な栄養素を十分に摂取できるというお墨付きを得ているということです。
市販で入手でき、コスパがいい
シュプレモは、素材の種類にこだわっており、店舗で買える市販ドッグフードの中ではトップクラスの栄養価を誇っているといっても過言ではありません。
その割には、ちょっと大きめのペットショップでも入手でき、栄養価の割には値段が安くて「コスパがいい」ドッグフードです。
小型犬に与える場合、一日当たりの費用が130円から140円程度です。
高品質なプレミアムドッグフードは、専用の通販サイトでしか販売していないことが多いです。シュプレモは、ちょっと大きめのペットショップなら取り扱っているところも多く、身近なところで気軽に購入できるのがありがたいです。
シュプレモの原材料、成分、栄養素
シュプレモの原材料は、次の通りです。
チキン(肉)、チキンミール、玄米、粗挽き米、米糠、鶏脂、ラムミール、サーモンミール、タンパク加水分解物、エンドウタンパク、ひまわり油*、亜麻仁、ビートパルプ、オーツ麦、ココナッツ、チアシード、乾燥卵、トマト、ケール、パンプキン、ホウレン草、ブルーベリー、リンゴ、ニンジン、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)
主な成分の内訳は、次の通りです。
- エネルギー 360 kcal / 100gあたり
- タンパク質 26% 以上
- 脂質 15% 以上
- 亜鉛 250mg/kg 以上
- ビタミンE 80 IU/kg 以上
- オメガ3脂肪酸 0.5% 以上
- オメガ6脂肪酸 3.5%以上
シュプレモの安全性について
一般に、価格が高いドッグフードは安全で品質も高く、価格が安いドッグフードは危険というイメージがあります。
栄養の充実度合いの割には「コスパがいい」ドッグフードであるシュプレモの安全性についてみていきましょう。
添加物の使用は許容の範囲内
ドッグフードには、人工添加物が全く入っていないものが望ましいですが、流通や保存の関係上、添加物を完全にオフにしようと思うと相当な費用がかかります。
プレミアムドッグフードの中には完全無添加の商品もありますが、どうしても値段が高くなってしまいます。
シュプレモには一部、添加物が含まれています。
シュプレモの酸化防止剤は、ローズマリー抽出物といった天然由来のものであり、人工で合成された酸化防止剤よりは安心して口にできます。
香料や着色料などの人工添加物は含まれていないので、シュプレモに含まれる添加物は許容の範囲内といえそうです。
米国の基準を満たした自社構造で製造
シュプレモは、アメリカの食品の安全性のチェック機関であるFDAの基準を満たした工場で製造されています。一部のドッグフード業者は、他社の工場で製造委託しているところもある中で、シュプレモは自社工場で製造し、じかにけいやくした生産者からのみ、素材を取引しています。
シュプレモ購入者の感想、口コミ、評判
シュプレモのamazonでの平均レビュー点数は4.3点でした 。そのうち、★5の割合は55%, ★4の割合は28% , ★3は10% という内訳でした。
(amazonでは、機械学習モデルを用いてレビューの重要度を解析し、その結果を平均レビュー点数に反映させています。そのため、全ユーザーのレビュー点数の平均が必ずしもレビュー点数と一致しない場合もあります。)
ほかのドッグフードだと、口コミの件数が50件など2ケタ台で★4 近辺、というレビューのものが多いです。その中で、2019年3月下旬時点で、シュプレモについてるAmazon の口コミ数は130件で★4.3。
多くのAmazonユーザーがシュプレモに高い評価をつけていることが分かりました。
以下、Amazon のカスタマーレビューの中から参考になりそうな口コミを抜粋してお届けします。
★5 特別大好きでもないが、飽きにくい味
ブリーダーさんがシュプレモを使っていたので、我が家でもシュプレモを購入。
犬の食いつきを見るに、特別大好きという感じではないが、嫌いったり飽きたりせずに食べているように見える。
ドッグフードをころころ変えるのは良くないと獣医さんから聞いたことがあり、飽きずに食べてくれるという点は大切だと思う。
開封時の賞味期限の目安が1か月間で、5キロの成犬で3kg入りがちょうどよかった。
★4 コスパがいい
2頭の犬を多頭飼いしているので、ドッグフードのコスパは重要だし、あまりにも高いものや逆に粗悪なものは与えたくない。
価格や栄養、愛犬たちの食いつきなどを考えた結果、シュプレモに落ち着いた。アレルギーの子にラム肉を与えているが、今のところ特に問題なく過ごせている。
★3 粒の大きさが不ぞろい
ダックスフンド2歳オスに、子犬期からずっとシュプレモを購入している。成犬用を買っていると、小粒で丸っぽい標準的な形から外れたものが一部入っていることがある。フードの形が違うと食いつかないことがあるので、改善してほしい。
公式ページには、
本品は自然素材を使用しておりますので、原材料の産地や収穫時期等により、粒の見た目や大きさに若干差がある場合がありますが、品質上問題はありません
と記載されてあります。
シュプレモの給餌量、与え方、切り替え時の注意
体重別給餌量
ワンちゃんの体重別の、シュプレモの給餌量は次の表のとおりです。
体重 /kg | 給餌量 / g |
1 | 30 |
2 | 45 |
3 | 50 |
4 | 75 |
5 | 90 |
6 | 105 |
7 | 115 |
8 | 125 |
9 | 140 |
10 | 150 |
総合栄養食なので、上記の表にある給餌量と水を与えれば、一日に必要な栄養層は賄えます。
ただ、激しく運動した日、前日何も食べなかった日、成長期のワンちゃんなどはこの限りではありません。
シュプレモの容量
シュプレモには主に、1 kg 、3kg、6 kg の3つのラインナップがあります。(楽天には、13.5 kg や15 kg のラインナップもあります。)
容量が大きくなるほど割安になる反面、消費しきれずに期限を迎えてしまうリスクもあります。(シュプレモの開封後賞味期限は1か月)
体重5kgの中型犬を飼っている場合は、1か月に必要なえさの量は
90×31日=2790 g
よって、3㎏が無難といえそうです。6kg以上の大きなサイズは、大型犬や多頭飼いしている家庭の人におすすめです。
切り替え時の注意
ドッグフードの切り替えは、1週間ていどの時間をかけて、今までのドッグフードに日に日に少しずつ新しいドッグフードの割合を増やしていく、という方法が推奨されています。
シュプレモに急激に切り替えるとワンちゃんの胃腸の負担になるので、上記の方法を守ってゆるやかに切り替えていきましょう。
シュプレモの最安での購入方法、費用について
シュプレモのamazonと楽天の価格比較
「シュプレモ ホリスティックブレンド17種類 小型犬、成犬用 3kg」で比較します。
- amazon…税込み3,498円 送料無料
- 楽天…税込み3,450円 送料無料
(2019年3月25日 18時時点)
どちらも、会員に対しては送料無料で、価格差も数十円しかありませんでした。アカウントを持っている通販サービスのほうで購入すればよいかと思われます。
シュプレモは公式サイトでも購入できますが、やや割高になってしまいます。
市販の場合はどうでしょうか。イオンペットのサイトで同じ製品の価格を見てみると、4,500円でした。シュプレモは市販のペットショップで購入きますが、4,000円を超えてしまうところも多そうです。
以上から、シュプレモの最安での入手方法は「楽天」、わずかの差で次いで「amazon」,、という調査結果になりました。
シュプレモの1日当たりの費用
体重が5kgの場合、1日のシュプレモの量は90g。最安の楽天で考えると、1gあたりのシュプレモの値段は1.15円。
よって5kgのワンちゃんの1日のシュプレモの食費は103.5円であると分かりました。
冒頭では、シュプレモのコスパは1日当たり120円から130円と紹介しましたが、購入する方法次第でここまでコスパをたかめることができるのですね。
まとめ
シュプレモは、肉類をベースとして17種類の素材をバランスよく配合した総合栄養食。
添加物は必要最小限に抑えたうえ、一日105円というコスパで味わえる非常に優れたドッグフードであると分かりました。