おすすめのドッグフード比較

ワンちゃんに安全で健康に優しいドッグフードの選び方

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2018.11.21

家族の一員である大切な愛犬が毎日食べる
ドッグフードの質が気になる飼い主さんは多いですよね。

ですが、今は実に多種多様のドッグフードが販売されていて、
どれが安心安全なドッグフードなのか分からなくて悩むことも多々あります。

そんな飼い主さんのために、安全で安心できる
ドッグフードを選ぶ方法を紹介します。

ワンちゃんに食事で補いたい必要な栄養とは

ワンちゃんには、タンパク質、脂肪、炭水化物、ミネラル類、
ビタミン類そして水が必要です。

人と同じ五大栄養素ですが、ワンちゃんにはタンパク質は
人の4~5倍、カルシウムは10倍以上必要です。

一方、塩分は人の1/3以下、ビタミンCとKは体の中で
作ることができるので普段は特に与えません。

脂肪は与えすぎると肥満の原因になりますが、
不足すると毛並みが悪くなったり、皮膚病の原因になるので適量が必要。

また「犬は肉食だから穀物は不要」と言われますが、
穀物に多く含まれる炭水化物(糖と食物繊維)は
重要なエネルギー源であり、腸内環境を整える働きがあるので
穀物や芋類で適度に取る必要があります。

ワンちゃんは、人と違うバランスで五大栄養素が必要と覚えておいてくださいね。

本当の意味で安全なドッグフードとは

日本では法律によって犬の健康を害する
フードの販売が禁止されています。

愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)があり、
年々内容が改正されて取り締まりが強化されていますよ。

日本国内で流通している輸入品・国内生産品は、
法律を守っているものですから安全と考えて大丈夫。

ただ、より安全なものを選ぶためには、次の3つをチェックしてください。

原料や食べさせる量が分かりやすい物

ドッグフードのパッケージには原料や食べさせる量が
書かれています。この内容が分かりやすく、
飼い主さんが理解しやすいものを選んでください。

なにを原料にして作られたのか分からないものや、
1日にどれくらい食べさせればいいのか書かれていないものは絶対にダメ!

消費者に分かりやすく書いてくれているフードを選んでくださいね。

製造会社が品質管理を徹底していて、問い合わせ先が明瞭なもの

ペットフードを製造する会社は数多くありますが、
会社によって製造工場の質やフードの品質管理レベルに大きな差があります。

自信がある会社はISOやGMPガイドラインなどを導入して
品質管理を徹底していますし、HPでも工場のことなどを公開しています。

こうした消費者に開かれた製造会社を選ぶのもひとつのポイントです。

飼い主さんが納得でき、無理なく買い続けられるフード

今は犬も長寿の時代で、15年以上生きることも珍しくありません。
ドッグフードは愛犬が何年も食べ続ける物ですよね。

フードを急に変更するとワンちゃんは吐いたり、
下痢をしたりします。ライフステージが変わったり、
病気で調整が必要になったりする時以外は、できるだけ
同じものを長く買い続ける必要があります。

ドッグフードの値段はピンキリですが、
長く安定して購入し続けられるものを選んでください。

安心できるドッグフードを選ぶ基準は?

国内に流通しているものは法律を守っているので
安全なものと考えて大丈夫と紹介しました。

しかし「安心できるドッグフード」というのは
飼い主さんによって基準が変わりますよね。

安心のレベルは次のような点をチェックして判断してください。

総合栄養食は完全食

ドッグフードの中には「それと水だけを与えていれば大丈夫」という
パーフェクトなフードがあります。それを「総合栄養食」と言います。

栄養面で心配が要らない総合栄養食を日常的に食べさせれば、
心配なく成長しますし、健康を保つことができます。

日常的に食べさせるドッグフードを購入する時は
パッケージに総合栄養食と書かれたものを選んでくださいね。

ミールってなに?

ドッグフードの原料欄にチキンミールやミール類といった
記載がありますが「ミール」がどんなものか想像できるでしょうか?

ミールというのは、鶏や豚、牛のうち人が食べない部分を集めて処理し、
脂を搾り取った後の固形物を乾燥させて粉状にした物のこと。
畜場や精肉店などから集めた人が食べない部分を化製場でリサイクルしてミールを作っています。

よく「ミールには得体の知れない肉や病気の動物の肉が入っている!」と言われますが、それは間違い

ミールは鶏・牛・豚といった動物種ごとに別々の製造ラインで作られていますし、
感染症で死亡した家畜は埋却か焼却すると法律で決められているので、
ミールの原料になりません。

ミールは資源の有効利用であり、人の食べ物と競合しない栄養価値が高く
有益なものです。誤解しないでくださいね。

「ミール=危険で危ないもの」ではありませんが
「人が食べないような部分を使ったドッグフードは安心できない!」という方は
「ミール」や「副産物」と書かれたものを避けるようにしましょう。

動物性油脂とは?

原料欄に動物性油脂という記載がありますが、
これは化製場に集められた人が食べない部分から絞り取った脂のこと。

ワンちゃんは味ではなく匂いで好みが決まるので、
食い付きをよくするためにドッグフードに油脂を吹き付けています。

「人が食べない部分から作った脂は安心できない」という方は
動物性油脂と書かれていないものを選んでくださいね。

エトキシキン・BHT・BHAなど添加物って危険?

ドッグフードには、必ず添加物が使われています。
添加物というのは、保存性をよくしたり、形を整えたり、食感を良くするもの。

よく、エトキシキン・BHT・BHAは健康を害する危険な添加物と言われますね。
エトキシキンは人の食べ物に使うことが禁止されていますが
ドッグフードの使用量は制限が設けられています。
BHTとBHAは食品添加物で人の食べ物にも使用されているもの。

日本国内で流通しているドッグフードは法律を守っていますから
健康を害するものではありませんが「リスクは限りなくゼロが安心!」という方は、
添加物が少ないものを選ぶといいですよ。

【ワンちゃんに悪影響な添加物一覧】

犬に悪影響な添加物一覧

ドッグフードのウェット・ドライなどの選び方は?

ドッグフードは水分の量によって、ドライやウェットといった分け方ができます。

ドライタイプ(カリカリタイプ)は保存性に優れ、品質も変わりにくく、
多くが総合栄養食として販売されているので、日常的に食べさせるドッグフードに最適です。

一方、柔らかくて食べやすいセミモイストタイプは子犬や老犬などにおすすめです。
しかし、水分が多いフードは劣化しやすいので多くの添加物が入っています。

そして最も水分が多いモイストタイプ(ウェットタイプ)はアルミパウチや缶に入ったフード。
素材の風味が残っていて食感も良く、ワンちゃんの食い付きがとてもいい物です。

ただ栄養バランスが悪く、単価が高いのが難点。
夏バテなどで食欲がない時にドライタイプにかけて食べさせるのがおすすめです。

日本国内で流通しているドッグフードは法律によって
規制されていますから安全なフードです。

しかし、原料やタイプを正確に把握し、飼い主さんが納得・安心できるものを選んでくださいね。

【参考】

日本ハム国内生産・処理グループ
http://www.nhg-seisan4.jp/cow/rendering.html

ペットフードの安全関係(ペットフード安全法 事業者のみなさま - 農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/

日本食品添加物協会
https://www.jafaa.or.jp/tenkabutsu01/tenkaichiran

愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/

農林水産消費安全技術センター
http://www.famic.go.jp/

 

 

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